答案が返ると、まず点数に目がいきますよね。頑張ったのに結果が出なかった日は、本人も話しづらいかもしれません。全部をやり直す前に一問だけ、どこまで分かっていたかを一緒に見てみませんか。
この記事の目次
点数を見たら、書いたものを残す
点数や平均点を確かめたあと、間違えた式をすぐ消さずに置いておきます。正解を赤で写す前に、本人が書いた途中式、選んだ答え、空欄になった場所を一緒に見てください。
答案の提出期限がある場合は、先生の指示に従い、見直し用の記録を別のノートに残します。
保護者が最初に聞くのは、どうして間違えたの、よりも、ここでは何をしようとしていたの、で構いません。理由をすぐ説明できないこともあります。答案を指しながら、覚えているところだけ話してもらいます。
取り組む順番に迷ったら、途中まで書けた一問から始める方法があります。全部空欄だった単元は、無理に自力で解き直さず、先生と必要な考え方を確かめる候補に分けておきます。
同じ不正解でも、戻る場所は違う
自作の問題で見てみます。2x+6=14の答えはx=4です。答案が違ったとき、答えの数字だけでは次の練習を決められません。
- 2x=14+6 と書いていた
- +6を消すために両辺から6を引く操作を、先生と確かめます。14−6まで書けるかが次の確認です。
- 2x=8 まで合っていたが、x=8 とした
- 左辺の2xはxの2倍だと説明できるかを確かめます。両辺を2で割る操作へ戻ります。
- 答えはx=4だが、途中式がなかった
- 暗算で解けたのか、別の答えを見たのかは答案だけでは分かりません。同じ式をもう一度解き、本人の説明を聞きます。
これは実際の生徒の答案ではなく、見直し方を説明するための例です。どの子にも同じ原因があると決めつけず、書いたものと本人の説明を照らし合わせます。
解説を閉じて、近い一問を試す
解説を読んで納得できたら、ノートの別の場所で同じ問題をもう一度解きます。答えを覚えていても、途中で行う操作を説明できるかを確かめてください。
次に、数字だけを変えた3x+6=18を試すと、答えはx=4になります。
両辺から6を引き、3で割る手順を書けたら、今度は3x+6=21を試します。こちらの答えはx=5です。同じ答えになる問題だけを続けず、式の関係を追っているかを見てみましょう。
ここでまた止まったら、問題を増やす前に、止まった行へ印を付けます。解説を見ながらなら解ける、最初の操作はできるが最後で迷う、と分けて残す方が、次の授業で相談しやすくなります。
一週間の計画には、少なく残す
答案の間違いをすべて毎日の課題にすると、学校の宿題や部活動の予定と重なることがあります。最初は、今回選んだ単元の一問を解く日と、先生に確認する日を一緒に決めてみましょう。
量は、実際に取り組めた時間を見ながら調整してください。
メモは、問題番号、止まった行、次に試すことの三つで十分です。例えば、問4・2x=8の後で止まった・両辺を割る式を一問書く、と残します。
できたときも、計画を守れた、だけでなく、両辺から同じ数を引けた、と具体的に記録します。
次の定期テストでは、点数だけでなく、前回止まった操作を自分でできたかも確認します。この見直し方で必ず得点が上がるという保証ではありません。練習内容を決め、先生と確かめるための使い方です。
先生には、答案とこの一行を渡す
問4は両辺から6を引くところまでできました。その後、2で割る理由を説明できません。次の授業でそこを確かめたいです。
このようなメモを答案や教材と一緒に渡すと、どこから相談したいかが伝わります。分からない理由を本人だけで決める必要はありません。先生の説明を聞いたあと、自分の式で同じ操作をできるかを確かめます。
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答案が返った日に、20分で残すもの
全問を解き直そうとすると続きにくいため、返却日は分類まで、解き直しは優先した問題から行います。
- 5分:正解・不正解ではなく、知識不足、読み違い、時間不足、途中式のミスに分ける。
- 5分:次のテストでも使う単元から、解き直す問題を二つ選ぶ。
- 5分:解答を閉じ、自分の言葉で途中の考え方を書く。
- 5分:まだ説明できない場所へ印を付け、学校や先生へ質問する。
解き直した直後に正解しても、答えを覚えているだけのことがあります。数日後に数字や問い方が近い問題を一問解き、方法を思い出せるか確かめます。
学び方を整理するための要点と比較
要点まとめ
返却された答案は、点数を確認して終わりにせず、知識不足・読み違い・計算・時間不足に分けると次の一週間に使えます。直しを増やしすぎず、近い一問で再現できるか確かめます。
答案の振り返り表
| 分類 | 知識、問題文の読み取り、途中操作、時間配分のどこで止まったか |
|---|---|
| やり直し | 解説を見た後、閉じて近い問題を一問解く |
| 次回まで | 同じ種類から一つだけ選び、先生へ質問を残す |
よくある質問
全部解き直すべきですか?
量を増やす前に、原因を分けて代表的な問題から確認します。
答えを覚えてしまいました。
数字や条件が近い別問題で、同じ考え方を使えるか確認します。
先生へ何を伝えますか?
答案、迷った行、解説後に解けたかの3点を共有します。
二週間後に確認する、復習が役立ったかの目印
答案の復習を終えたら、間違えた問題と似た問題を次の授業で一問確認します。元の答案をそのまま覚える練習にせず、途中式や根拠を自分で説明できるかを見てみましょう。説明が止まったら、どこまで分かったかを残し、解説へ戻る場所を絞ります。
本人が直しを嫌がる場合は、全問を一度に並べず、次の授業につながる一問から選びます。保護者は得点の低さを何度も指摘するより、「どの問題なら次は取れそうか」を一緒に確認します。点数の話と、今日の復習の手順を分けることが大切です。